市場の歴史

第一牧志公設市場とは?

第一牧志公設市場のはじまりは、戦後間もない頃に開南バス停付近に自然発生的に闇市がたち、1950年にそれらをたばねた那覇市営の牧志公設市場として開設されました。

1969年に第二牧志公設市場が開設されたのをきっかけに、牧志公設市場から第一牧志公設市場と改名したのです。
1972年の沖縄の本土復帰の年に建て替えが完成し、市民・県民の台所として親しまれてきました。
1982年の平和通りのアーケード完成もあって、第一牧志公設市場を中心としたマチグヮーは多くの県外や外国人の観光客にも人気のエリアとなりました。
1990年にはシンガポールなどアジアの食堂などをモデルとして、一階の店舗で購入した食材を二階の食堂で調理し食べることができるサービス。いわゆる「持ち上げ」のサービスを開始。実際に店舗で目にした食材を購入し沖縄料理として味わうことによって、より深く沖縄文化への理解とより親しみを持った文化交流としての面も生まれました。

施設外観写真

2000年代に入ると施設の老朽化などに伴う調査などをもとに施設の建て替えが検討され、2019年に仮設市場へ移行。周辺の商店街なども含めたマチグヮーの商業や文化交流のための中核となる施設として、4年の歳月を経て2023年3月に新しい第一牧志公設市場が誕生したのです。

沖縄の歩みから見る公設市場の歴史

1950年 牧志公設市場として開設。(精肉部・鮮魚部)
1951年 牧志公設市場 雑貨部・衣料部が開設。
1953年 市場通りの名称が一般公募により平和通りに決まる。
1954年 国際通りがアスファルト舗装の道路になる。
1969年 第二牧志公設市場開設。それにより牧志公設市場が第一牧志公設市場へ改名。
1972年 本土復帰。沖縄県誕生。    
1972年 第一牧志公設市場を建て替え完成。
1975年 海洋博開催。
1978年 道路交通方式変更。(ナナサンマル)
1982年 平和通りのアーケード完成。
1984年 極東放送が閉局し、FM沖縄開局。
1987年 沖縄自動車道、許田ー那覇間全線開通。
1990年 1階で購入した食材を二階で調理し提供する「持ち上げ」サービスを開始。
2000年 九州・沖縄サミット開幕。
2001年 第二牧志公設市場が閉鎖。
2002年 美ら海水族館オープン。
2003年 ゆいレール開業。
2005年 第二牧志公設市場跡ににぎわい広場オープン。
2019年 第一牧志公設市場が旧にぎわい広場跡に設置された仮設市場に移転。
2022年 牧志公設市場雑貨部・衣料部が閉場。
2023年 第一牧志公設市場が元の場所にリニューアルオープン移転。

第一牧志公設市場の様子

  • 旧市場(建替えのため、令和元年6月で閉鎖済)
  • 仮市場(令和元年7月から営業中)
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